
通常、絵を見るときには
「対象として何が描かれているのか」
「対象をどんな風に描いているのか」
ということに注目しがちですが、
アートセラピーで描いた絵を見るときは、
絵の線のようす、
画材、
色使い、
モチーフ、
筆圧、
そういったものから伝わってくるエネルギー
なども観ていきます。
絵を描いているときの表情や発した言葉、
どんな動きをしていたか、
絵を描いていたときのその人の様子など、
作品が完成するまでに起こっていたすべてのプロセスを
完成した作品と同じくらい大切に観ていきます。
作品を作る間の時間やプロセスには、
その人の「今」のエネルギーが現れます。
制作中のエネルギーと、完成したものと、
作品について本人が語ること。
この3つはアートセラピーで作品を観るときに欠かせない、とても重要な要素です。
関連ページ:アートセラピーとは?