五感と共感覚でカラーのイメージトレーニングをしてみましょう

「共感覚」って聞いたことありますか?

色を見て香りや音や触感や味を感じる、
音を聞いて色や香りや触感や味を感る、
香りを嗅いで色や音や触感や味を感じる、
触れたものから色や香りや音や味を感じる

など、

ひとつの五感から別の感覚に対してイメージが広がることを「共感覚」といいます。
共感覚を作品にしていることで有名なカンディンスキーは、音(聴覚)から得た色(視覚)を描いています。

「共感覚」は、色のイメージを広げるトレーニングになります。
色からイメージを広げる場合は、

「シルバーを音で表すとしたら、どんな音?どんな香り?どんな手触り?」

「お母さんのだっこを、色や香りや音でイメージするとどんな感じ?」

「聞こえてきた音や音楽を、色や香りや触感でイメージするとどんな感じ?」

「街ですれ違った良い香りを、色や音や触感でイメージするとどんな感じ?」

といった具合になります。

「そんなにイメージ湧かない」と言う人でも、「小さい頃はそういうのあったかも」という人は結構います。

ちなみに、私の共感覚の子どもの頃の記憶はバイオリンの開放弦の音から感じていた色で、

一番低い音のG線の音(ソ)は、こげ茶色。
二番目に低い音のD線(レ)は深緑か紺っぽい青。
チューニングの要のA線(ラ)はオレンジか赤。
高音のE線(ミ)は光のような黄色か金色。

という感じに、音から色をイメージしてました。

共感覚からくるイメージはずっと変わらないものではないようで、今夏きっかけがありプライベートでバイオリンを再開したのですが、
現在のそれぞれの開放弦から感じるイメージは、

G線はダークトーン
D線はディープトーン
A線はビビッドトーンのオレンジ~赤
E線はブライトトーンのイエローあたりや太陽光

という感じに変わってます。

イメージは感性や体験からくるものなので、正解や不正解はありませんし、

「イメージする」行いも筋トレみたいなもので、普段なじみがなくても日頃から心がけると、自然とできるようになっていきます。

カラーの仕事は「イメージすること」がけっこう大切なので、
音、香り、味、手触りなど、他の五感が働いたときに、「これを色で表すとしたら?」と想像するくせをつけて、
色に対する感覚や柔軟さやセンスを日頃から磨いておくと役に立つ場面が多々あると思います。

このトレーニングは色に対する引き出しも増えるので、色の提案をするとき意外と役に立ちますし、なかなか楽しいのでおすすめです。

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