色彩検定2級ではエクステリアの色彩計画を、1級では環境全体の色彩計画を学びます。
色彩設計は住宅街や商業施設を作る際は必ず考えられているので、
実はどの街も色彩設計されている街並みと言えるのですが、
伝統ある大きい神社や仏閣の参道付近は、景観保護の目的で計画されているので、
ぱっと見て色彩設計を体感できる街並みが多いです。

成田山付近のセブンイレブン。
セブンイレブンの緑・赤・オレンジを使ったロゴマークが、参道の周辺環境に合わせたブラウン系になっています。

出雲大社付近のスターバックス
スターバックスの緑の看板はなく、店舗デザインも周囲の景観を損なわないよう、和のデザインに工夫されています。

京都の神社付近のローソン
こちらも神社付近の雰囲気を損なわない店舗デザインです。
どの店舗もコーポレートカラーの主張を抑えて景観を大切にしているのが伝わってきますし、
そのことが企業のイメージアップにもなっています。
座学に疲れたらちょっと外に出て、
勉強中の内容が実際に生かされている例を見に行ったり、探しに行って、
「これはどんなことが考えられている色彩計画なのか?」と自分で考えてみましょう。
息抜きになりますし、色に対するモチベーションもあがりますよ!